春眠不覚暁
春眠(孟浩然)
春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
中学校の頃に習った方も多いのではないでしょうか?大学入試レベルまでの漢文の知識しかないのに語るのは難ですが、文字数・押韻・対句(ない場合もあるけど)などといったルールの中で人それぞれ表現する世界が素敵だなって思います。そういった意味では日本の俳句や短歌も、敢えて制約を課したなかでマクロな世界感をミクロな文字数で表現する点で似ているといえば似ているのでしょうか。
・SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art
写真にも綺麗に撮れる構図や露出の法則というものが存在していますが、実際にはもう少し広角や望遠があれば…あの障害物がなければ…などなど様々な制約や不満ばかりです。そんな不自由のなかに見つける自由が個性なのかなって思います。
猫は自由だ。
レンズ選び
65mm F2 DG DN Contemporaryというレンズがすごく気になっています。
私は既に70mmMACROを持っているので、焦点距離も近いですし、それにマクロレンズですので本格的な接写もできてしまうので、絞りが一段明るいとはいえ手放してまで買う、または追加で買うべきなのか?と考えると決め手に欠きます。
65mmとか70mmのレンズが描き出す世界は、届きそうで届かない、自然でありながら写真らしい絶妙な空気感を写真に与えてくれる焦点距離ではないでしょうか。
・SONY α7 R2 + SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art
・神奈川県川崎市川崎区
私は趣味として写真を撮っているので、カメラやレンズを考えるときにスペックやレビューなんてあまり気にならなくて、一緒に連れて歩くものなので直感で好きなら明確な理由なんてものは必要ないんじゃないかなって思います。
満月の夜
どの天気予報も降水確率0%の晴れだと教えてくれた2月27日は夕方から長野方面へ出掛けてみることにしました。レンタカーを走らせていると「なんか明るい?」と思い夜空を見上げると満月が輝いていました。占いの世界では満月や新月には不思議な力が宿っているようですが、星の写真を撮るには一番残念な月です。
・Tokina FiRIN 20mm F2 FE AF
せっかく雲一つない夜空なのに…とがっかりな気分で星空を諦めて翌朝に朝日を撮る場所へまっすぐ向かおうかと思っていましたが、月明かりに照らされた山の景色が広がり思わず車を止めました。
“あの頃の未来に僕らは立っているのかな”
なーんて気分に浸りたかったけどマイナス10℃以下の世界でしたので早々に撤収。